February 13, 2010

おっきな学校 ちっちゃな学校 《おまけ》

小学校の体育館というのは
いくつかパターンがあるけれど、
だいたい同じような感じです。

でも、使いこんだ体育館では
いろいろとハプニングもおきます。

ハプニングがおきないように、
念入りに現調(下見)や打ち合わせをするようにしてるけれど、
それでも・・・。

「まっ、いいか」とか「しょうがない」
と思ってしまうと
必ず後悔するとわかっているから、
ぎりぎりまで、どうにかしようと粘る。

そして、どうにかして
子どもたちが入ってくる時間には
間に合わせる。

今回は
強力な助っ人スタッフがいます。

この4月から東京の大学の演劇関係の学部に進学が決まった
若い子です。

ほんとに若いです。
若い分、ちょっと無理するけど

腰痛もちや腱鞘炎もちばかりのメンバーには
うれしいスタッフです。

だからみな、何かというとすぐ
「Kとこちゃ〜ん」と呼びます。

いいなあ、若いって!!


10:47:00 | fe | comments(0) | TrackBacks

おっきな学校 ちっちゃな学校 その2

もうひとつ
今度はおっきな学校。

12日(金)遠石小学校(周南市)公演。
こちらは470名ほどの大きな学校。

体育館(講堂)にござを敷き詰めて
ほぼいっぱいです。

先生方はほとんど壁に
はりついているような感じ。

こちらはこちらで、
とても統率がとれていて、
朝7時30分からの仕込み開始に
先生方も、どどっと。

今回はワークショップもということで、
上演前に、いくつか子どもたちと。

まずは「ミュージカルのおしごと」

ひとつのミュージカルを創り上げるのに
どんな仕事があって、
どのくらいの人たちが関わっているのかを
知ってもらおうというワークです。

舞台の上に見える仕事と
それを創り上げるまでの
見えない仕事と。

子どもたちに出てきてもらって、
パネルをもって実際に舞台に立ってもらいました。

もう少し時間があったら、
それぞれの仕事について
具体的に詳しくお話したり、
照明やセットを動かしたりできたかな、と
思ったりします。

そして一番盛り上がったワークは
「早口言葉」。

小学生もよく知っている
あんなのとか、こんなのとか。

だんだん難しくなってついていけなくなった早口言葉を
われらがメンバーが
ガガガガッとまくし立てるように言うと
「おおっ!!」の声が上がりました。

よかったね、夏のミュージカル「おばけ」が
役立った。

そして
いつものように「赤い甲羅のカッパ」の中の
歌指導をして

上演。

今回の会場(講堂)は
これを最後に建てかえられるそうです。

上演後、「お礼の言葉」として述べてくれた
児童の感想に
「いつも見ている講堂が別世界のようでした」
「この講堂とはもうお別れだけれど、
最後に思い出ができました」
という言葉があって、
なんだかとてもうれしかった。

10:35:36 | fe | comments(0) | TrackBacks

おっきな学校 ちっちゃな学校 その1

今週は学校公演がふたつ。

まずはちっちゃな学校。
中田小学校(岩国市)、全校児童21人の学校です。

10日(水)の公演。
最前列に21人の子どもたちが2列。
その後ろに保護者の方たちや
地域のみなさん。

それでも全体で5列くらいの客席です。

この学校へは、聖子さんが10年ほど前から
演劇指導に行っています。
10年前は、70人位いたそう。

子どもたちは
自分たちが演技を経験してるから
セットも、照明機材も音響機材にも
興味深々です。

先生方も、とても暖かくて
小さい学校でも、子どもたちに
経験を積ませたいという気持ちが
びしびしと伝わってきました。

公演が始まると、
両手をきちっと膝において
微動だにしない子も。

決して緊張しているわけではなく
自分が物語の中に入り込んで、
目の前に広がる世界に
かたまってしまった感じ。

あたたかい気持ちが
ふうっと体育館中にひろがったような
そんな公演でした。




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