October 06, 2006

秋の学校公演はじまる

10月5日、山陽小野田市高泊(たかとまり)小学校で「赤い甲羅のカッパ」を上演しました。久しぶりの「カッパ」の公演に、河太は甲羅を生やすのにえらく苦労し、機材も定期公演までの酷使のせいか、あちこち悲鳴をあげ、はじまるまではとてもスリリングでした。しかし、幕が開いてしまえば、エイヤとばかりにお話はすすみます。

この日も、低学年の子どもたちを中心に、物語の中に入り込んでいくようすが手にとるように見え、声援の声も一段と大きく、私たちもいつもより声をはりあげてテンションの高い公演となりました。

「あそこの古墳跡」と体育館の後ろのほうを指させば、皆がさっと後ろをふりかえり、岩が崩れる音が鳴ると、まだ見えてないはずの金色のつつじをあらぬ方向を差しながら「あっ、金色のつつじが見えた」と叫び。
その子たちには、きっと体育館の後ろに古墳跡が見え、まだないはずの金色のつつじも見えていたんでしょうね。

そして疫病神が客席に入り込むと、本気になって逃げまどう。

こんなにも自由になって物語の中で遊べるなんて、なんて素敵なことだろうと思います。

今回は「人権」の授業の一環として、また地域にも開放されて、
子どもたちにもそして大人の皆さんにも観ていただける公演でした。

「赤い甲羅のカッパ」は「人権」を考える上でも、ぴったりのテーマを扱った作品で、子どもたちも楽しかったというだけではなく、いろいろな思いが心のうちに残ったでしょうと、公演のあと高泊小学校の校長先生がお話してくださいました。

Posted by fe at 14:27:59 | from category: Main | TrackBacks
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